マネックス証券とはマネックスグループのインターネット専門証券会社です。米国株や債券、FXや投資信託などのさまざまな金融商品を取り扱っていて、金投資にも対応しています。
マネックス証券の金投資はどのような内容のサービスになっているのでしょうか。
金投資の中でも注目されている金現物取引に焦点を置いて、マネックス証券で対応している取引の内容を詳しく紹介するので参考にしてください。
目次
マネックス証券の特徴
マネックス証券ではマネックス・ゴールドのサービスを提供しています。
金だけでなくプラチナと銀の現物取引もできるオンラインサービスで、専用のマネックス・ゴールド口座を開設すると利用可能です。
最低購入金額 | ¥1,000 |
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最大購入金額 | ¥9,999,999,000 |
最低購入グラム数 | 1g |
最大購入グラム数 | 1,000,000 g |
手数料 | 購入代金×1.65% |
引出し ※消費税がかかります | 100g/本:6,600円 |
1000g/本:27,500円 | |
発送料 | 2,200円(1回5,000gまで) |
年会費 | ¥0 |
マネックス・ゴールドではスポットでの金現物取引にも純金積立にも対応しています。
金地金はマネックス証券に預かっておいてもらうことも、100g単位で地金として引き出すことも可能です。サービスの幅が広いのでニーズに合う形で取引を進められます。
おすすめポイント
マネックス証券の金現物取引はお得に利用できるのでしょうか。
マネックス証券で金投資をする魅力をまとめたので、5つのおすすめポイントを詳しく見ていきましょう。
一度の取引で大量購入が可能
マネックス証券では9,999,999,000円、重量にして1,000,000gもの金を一度の注文で購入することが可能です。
大きな資産を持っている方でも100億円弱、100万グラムもの金を一度に購入することはあまりないでしょう。
しかし、10万円までしか購入できないといった場合には、大量に買いたいときには何度も注文しなければならないのが手間になります。
ほとんどの人にとって、一度の注文で希望の数量を購入できるのはマネックス証券の魅力です。
金現物の売却にも上限額がないので大きな取引をするのに向いています。
高品位の金の取り扱い
マネックス証券では高品位の金を取り扱っているのが特徴です。マネックス証券で取り扱っている金は地金です。
ロンドン貴金属市場協会(LBMA)によって保証されている金地金の供用品ブランドがマネックス証券では採用されています。
常に99.99%以上の金の品位が保証されているため、高純度で価値の高い金を運用することが可能です。
金現物を引き出した際には品質表示、素材表示、製錬分析表示も刻印されている金地金を手に入れられます。
マネックス証券に消費寄託しておくこともできますが、現物を手元に置きたい人にとっては高品位の金のみを取り扱っているのは魅力的なポイントでしょう。
金額と重量の指定に対応
マネックス証券では金額でも重量でも自由に指定して購入できます。金現物が欲しい場合にはグラム指定で注文して、欲しい金地金の重量サイズに合わせることが可能です。
投資する資金が決まっているときや、積立をして金を手に入れていきたいときには金額指定で注文するのが便利でしょう。
マネックス証券ではどちらの場合にも業界最低水準の数量で購入できます。金額では1,000円、重さでは1gから注文に対応しているので、気軽に金投資を進められます。
業界最低水準の数量 | |
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金額 1,000円 | 重さ 1グラム |
多数の銀行口座から即時入金が可能
マネックス証券では金現物取引に使用する資金を即時入金できるのがおすすめポイントです。金の相場価格は時々刻々と変わっているため、タイムリーにスポット注文を出して購入するとお得になります。
買いたいときに口座残高が足りないということもあり得るでしょう。しかし、マネックス証券なら以下の金融機関と提携していて、即時入金サービスを利用できます。
提携している金融機関
- 住信SBIネット銀行
- ソニー銀行
- 三菱UFJ銀行
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- ゆうちょ銀行
- 新生銀行
- 楽天銀行
- PayPay銀行
- イオン銀行
- auじぶん銀行
- 香川銀行
- 静岡銀行
- 荘内銀行
- 北都銀行
住信SBIネット銀行とソニー銀行を除くと口座振替の申し込みが必要になります。
手続きが完了したらマネックス証券口座への入金手続きをオンラインで簡単にでき、即時で残高に反映されます。資産運用をスムーズにおこなえるようにするのに便利なサービスです。
積立のシミュレーションが可能
マネックス証券はマネックス・ゴールドの独自サービスを多数用意しています。積立のシミュレーションは人気のあるサービスです。
マネックス証券ではスポットでの金の購入もできますが、積立プランを設定して定期的に買うこともできます。
マネックス・ゴールドでは目標の重量を達成するまでに必要な期間をシミュレーションできるため、計画的な積立が可能です。
マネックス・ゴールドでは目標の重量を達成するまでに必要な期間をシミュレーションできるため、計画的な積立が可能です。
金現物を引き出したい人にとっては、いつ金を受け取れるかが簡単にわかるメリットもあります。
マネックス証券では金の現物購入手数料は購入額の1.5%+消費税(1.65%)なので、一度で大量に購入しても複数回に分けて少しずつ購入しても同じ割合です。
金の現物購入手数料 | |
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購入額の1.5%+消費税(1.65%) |
積立取引では毎月金の価格が変わるリスクはありますが、積立取引で金投資をしたい人にはシミュレーションがあるとわかりやすいのでおすすめです。
取引の流れ
マネックス証券で金現物取引をするにはマネックス・ゴールド口座を開設する必要があります。
- STEP1証券総合口座を開設マネックス証券でマネックス・ゴールド口座を開設するには、証券総合口座を先に開設する必要があります。証券総合口座はマネックス証券ならオンラインでも郵送でも申し込むことが可能です。オンラインでの申し込みではマネックス証券の新規口座開設のページからメール登録をして認証を受けた後、氏名や住所などの顧客情報を入力して本人確認書類を提出するだけで完了します。
郵送の場合には1週間程度かかりますが、オンラインで申し込めば翌営業日には口座開設できるので簡便です。 - STEP2マネックス・ゴールドの口座開設証券総合口座ができたら、次にマネックス・ゴールドの口座開設を申し込みます。マネックス証券に顧客情報は登録されているので、証券総合口座にログインして申し込みをすれば情報入力は必要ありません。
取引ルールの確認を受けたら、翌営業日にはマネックス・ゴールド口座のユーザーIDと初期パスワードが届きます。 - STEP3投資するお金を入金マネックス・ゴールド口座で金現物取引をするにはお金を入金しなければなりません。
マネックス証券では直接マネックス・ゴールド口座に入金できないので、まずは投資するお金を証券総合取引口座に入金する必要があります。
マネックス・ゴールド口座の開設に1営業日かかるので、先に入金を済ませておくのが効率的です。
証券総合口座への入金には銀行振込を利用できますが、振込手数料は自己負担です。マネックス証券では即時入金サービス、定期自動入金サービスも利用可能で、どちらも振込手数料はかかりません。 - STEP4投資するお金を振替投資するお金を証券総合口座に入金したら、マネックス・ゴールド口座が開設された時点で振替をします。
パソコンからでもスマホからでも「入出金」のメニューから振替を選択して、マネックス・ゴールド口座を選びます。
振替額を入力して実行すれば、証券総合口座からマネックス・ゴールド口座への資金移動は完了です。 - STEP5マネックス・ゴールド口座へログインマネックス・ゴールド口座のユーザーIDと初期パスワードが届いたらログインしましょう。初期パスワードからの変更を求められるので、パスワードの設定をして取引を進めます。
- STEP6取引注文マネックス・ゴールドにログインしたらメニューに「スポット取引」があります。金現物取引をするときにはスポット取引を選んで希望の金額または数量を入力して実行するだけで簡単に注文可能です。
積立プランの設定をすると定額・定量のプランから選んで毎月一律で純金積立をすることもできます。
これからマネックス証券で取引を始める際に必要な手続きを一通り確認していきましょう。
買付
マネックス証券での金の買付について詳細をまとめました。
買付上限が非常に高くなっていることがわかります。
買付単位 金額・グラム指定が可能 | 金額指定:1000円以上1000円単位 |
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グラム指定: 「金」・・・1グラム以上1グラム単位 | |
買付上限 1注文当たり | 金額指定:99億9999万9000円 |
グラム指定: 「金」・・・1,000,000g |
売付
マネックス証券での金現物の売付は上限がありません。
小口取引から大口取引まで幅広く対応する仕組みになっています。
売付単位 金額・グラム指定が可能 | 金額指定:1000円以上1000円単位 |
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グラム指定: 「金」・・・1グラム以上1グラム単位 | |
売付上限 | 上限なし |
金の受け取り・引き出し方法
マネックス証券では消費寄託をしている金を受け取ることができます。
金地金の美しさを手元で楽しみたい、ステータス感を得たいなど、さまざまな理由で金を引き出したい人も大勢います。
マネックス証券で購入した金を引き出す流れと、受け取るときの注意点をまとめたので参考にしてください。
金を引き出す流れ
マネックス証券で金を引き出すときにはオンラインで簡単に手続きできます。
大まかな流れは以下の通りで、希望する数量の金を引き出すことが可能です。
金を引き出すときの流れ
- マネックス・ゴールドにログインする
- メニューの「地金のデリバリー」を選んで申し込む
- 金地金が配送される
ただし、金地金を引き出せるのは100gまたは1,000g単位です。100g未満しかないときには依頼できず、端数も引き出せません。
金を引き出して手に入れたい場合には数量指定で購入して端数が出ないようにすると良いでしょう。
マネックス証券では地金のデリバリーを申し込むと1週間ほどで金地金が自宅に配送されます。
金の在庫があるかどうかによって配送に長い時間がかかることもあるため、贈答品にしたいときなどには早めに申し込むのが大切です。
地金のデリバリーを依頼するときの注意点
マネックス証券で地金のデリバリーを依頼するときには費用負担が大きいので注意しましょう。
金の現物を引き出すときには以下の3つの料金の支払いが必要になります。
注意点
- 引出手数料
- 送料
- 消費税
引出手数料は金地金1本ごとにかかる手数料で、100gなら6,600円、1,000gなら25,000円です。送料は5,000gごとに2,200円を負担することになります。
引出手数料 | |
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100g 6,600円 | 1,000g 25,000円 |
送料 | |
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5,000gごと 2,200円 |
マネックス証券で購入した金は消費寄託によってロンドンに保管されているため、買った時点では消費税がかかりません。
しかし、金を受け取る時点では消費税相当額を支払う必要があります。
消費税相当額は購入した時点の価格ではなく、金地金の引き出しを依頼した翌営業日の9:30時点での提示価格から計算されます。
消費税の税率は10%なので80万円相当の金なら8万円の支払いが必要です。
マネックス証券で地金のデリバリーを依頼すると消費税の負担が大きいので注意しましょう。
なお、引出手数料、送料、消費税はマネックス・ゴールド口座からマネックス証券に支払うことになります。あらかじめ金額を計算して不足しないように入金しておくのが重要です。
まとめ
マネックス証券は少量から大量まで幅広く簡便に金現物を購入・売却できるのが特徴です。購入手数料も比較的低くて保管料もかからないことから、金現物取引では気軽に利用できる魅力があります。
マネックス証券は売買の数量の自由度が高いのを生かし、金現物の積極的な取引をしたい人におすすめです。
また、マネックス証券では高品位の金地金を引き出せるのも、手元に金現物を持ちたい人にとって嬉しいポイントです。
金の受け取りには消費税や手数料、送料がかかります。しかし、1度に5,000グラムまで申し込めるのは優れている点です。
金現物取引をするなら大量の金を手元に置きたい人もマネックス証券を検討してみましょう。